2020年も終わりに差し掛かり”2010年代”という1つの年代が歴史となった今、当時世界で流行った音楽(メインストリーム)を振り返ってみたいと思います!
初回である今回は2010年に世界で流行した音楽を紹介していきます。
- Baby(ft. Ludacris) – Justin Bieber
- Bad Romance – Lady Gaga
- Nothin’ On You (feat. Bruno Mars) – B.o.B
- In My Head – Jason Derulo
- TiK ToK – Ke$ha
- All I Do Is Win(ft. Ludacris, Rick Ross, T-Pain & Snoop Dogg) – DJ Khaled
- Beautiful Monster – Ne-Yo
- Katy Perryアルバム『Teenage Dream』
- Just the Way You Are – Bruno Mars
- Mine – Taylor Swift
- Danza Kuduro(ft. Lucenzo) – Don Omar
- Love The Way You Lie – Eminem,Rihanna
- Seek Bromance (Avicii Vocal Edit) – Tim Berg
- Dynamite – Taio Cruz
- What’s My Name?(ft. Drake) – Rihanna
- 2010年の音楽シーンを振り返ってみて
Baby(ft. Ludacris) – Justin Bieber
カナダのシンガー Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の名前を世界に知らしめた曲。
ラッパーとしてアメリカ イリノイ州出身のLudacris(リュダクリス)が参加しております。
日本でもJustin Bieberといえばこの曲!という方も多いのではないでしょうか?
元々、Justin BieberはYouTubeで日本でいうところの「歌い手」みたいな活動をしていました。
YouTubeの動画がきっかけで生まれた元祖バズりシンガーで、このMVは当時「Youtube史上最も再生されたビデオ」として2012年11月24日までYouTubeの再生数世界一を誇っていました。
売り上げ自体も好調でアメリカのBillboard Hot 100で最高5位を獲得するなど、世界11ヵ国で5位以内にランクインしました。
この頃は声変わり前なので声がすごく若い…!
Bad Romance – Lady Gaga
ガガ様の愛称で知られるアメリカ ニューヨークのシンガーLady Gaga(レディー・ガガ)の代表曲の一つ。
リリースされたのは2009年なのですが、「生肉ドレス」を着て話題となったのが2010年なので、そのおかげ(?)でこの曲も話題になりました。
世界20ヵ国以上のチャートで1位を記録し、第53回グラミー賞で最優秀女性ポップボーカルパフォーマンスと最優秀ミュージックビデオ賞を受賞しました。
「ラーラーウララー」や「ガーガーウララー」とか、ある意味テキトーとも思われるような歌詞ですが意外と書こうと思っても書けない歌詞で驚異的な中毒性がありますね。
Nothin’ On You (feat. Bruno Mars) – B.o.B
アメリカ アトランタ出身のラッパーB.o.B(ビーオービー)
B.o.Bは他の新人ラッパーとは一味違い、自ら楽器をプレイしプロデュースもこなすマルチな才能を持っており、ラップだけでなく歌も歌える期待の新人HipHopアーティストとして当時人気を博していました。
ゲスト・ヴォーカルにBruno Mars(ブルーノ・マーズ)を迎えています。
この曲は全米シングルチャートにて2週連続1位を獲得し、B.o.Bの人気が一気に爆発したキッカケの曲となっております。
アメリカの文化賞であるBETアワード2010にて最優秀コラボレーション賞と最優秀ビデオ賞に、第53回グラミー賞では最優秀レコード賞や最優秀ラップ・ソング賞などの数々の賞にノミネートされました。
In My Head – Jason Derulo
メロウで甘い歌声が魅力的なアメリカ フロリダ出身のR&Bシンガー Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ)の2枚目のシングル。
一応(?)R&Bシンガーなのですが割とポップ寄りな曲が多い印象です。
デビューシングル「Whatcha Say」に引き続きシングルで100万枚売り上げた楽曲になります。
シンガーだけでなくダンサー、振付師、俳優、ファッションデザイナーとしてもマルチに活躍しています。
TiK ToK – Ke$ha
そこはかとなくヤンキー感のあるアメリカ カリフォルニアのシンガー Ke$ha(ケシャ)のデビュー曲。
今流行のTikTok(アプリ)がローンチされるより何年も前の2009年にリリースされた楽曲ですが、翌年の2010年に特に流行った曲で、2010年に全世界で最もダウンロードされた楽曲となりました。
Billboard Hot 100で9週連続で1位になり、同チャートの2010年度年間1位も達成するほどのヒット曲。
Electro PopとHipHopを混ぜたようなサウンドは、当時盛り上がりつつあったEDMムーブメントの追い風になり、クラブ・アンセムとして絶大な支持を受けていました。
All I Do Is Win(ft. Ludacris, Rick Ross, T-Pain & Snoop Dogg) – DJ Khaled
アメリカ マイアミ出身のDJ、プロデューサーであるDJ Khaled(DJキャレド)の代表曲。
Ludacris(リュダクリス)とRick Ross(リック・ロス)、T-Pain(ティーペイン)そしてSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)という大物アーティストをフィーチャーしており、クラブで流れたら今でもとても盛り上がるHipHopアンセム。
HipHopのDJじゃなくても必聴です。
結構長く人気のある曲で、2010年にチャートを賑わせていると思ったら2014年にも再度チャートインしてきたり、長く世界でヒットし続け2015年には300万リリースのトリプルプラチナを獲得しました。
ちなみにDJ Khaledの曲は最初か最後に必ず「ディージェーキャーリーード!!!」と叫ぶのがお決まりとなっているのですぐに誰の曲だかわかります。
Beautiful Monster – Ne-Yo
アメリカのアーカンソー州出身の世界的R&Bシンガーソングライター、音楽プロデューサーであるNe-Yo(ニーヨ)
日本でも絶大な人気と知名度を誇っており、R&BシンガーといったらNe-Yoを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、その割にはダンサブルな楽曲ですよね。
実は前作の「Closer」でNe-Yoは新たなジャンルのファン層を得ました。
そんな「Closer」の良いところをすべて集めてパワーアップした結果生まれたのがこの曲でした。
倒れるまで踊りたくなるような要素を持ちながら、もう少しグランジっぽいテクノ、ハウス的な要素も入っている曲になります。
Katy Perryアルバム『Teenage Dream』
アメリカ カリフォルニアのシンガーソングライターであり、2010年代を代表するポップアイコンの1人であるKaty Perry(ケイティ・ペリー)
音楽性、ファッション、恋愛感など世界中の数多くの若者の心を掴みました。
上記全て『Teenage Dream』というアルバムに収録され、このアルバムはビルボードアルバムチャートで1位を獲得し全世界で通算650万枚を超えるセールスを叩き出しました。
Jay-Z & Alicia Keysの 「Empire State Of Mind」のアンサーソングで、カリフォルニアの良さを歌った「California Gurls」がBillboard Hot100に6週間連続で1位にランクインしたのを皮切りに「Teenage Dream」「Firework」「E.T.」「Last Friday Night (T.G.I.F.)」などアルバム内に収録されている5曲のシングル曲が全米で1位を獲得しており、1つのアルバム内で5つのNo.1曲が出たのはマイケル・ジャクソン以来で女性アーティストとしては史上初の快挙となりました。
そのためKaty Perryは「Queen of Pop(ポップ界の女王)」と呼ばれています。
ちなみに、Katy PeryはTwitterのフォロワーが1億人を超えた最初の人物でもあります。
Just the Way You Are – Bruno Mars
アメリカ ハワイ出身のシンガー Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)の代表曲。
デビュー曲にも関わらず、この曲で世界中にその名を轟かせたました。
洋楽に疎い人でもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
優しいバラードで歌詞は甘々のラブソングで、第53回グラミー賞で最優秀ポップ・男性ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。
これを機にBruno Marsは世界的に有名なポップミュージシャンの道を歩むことになります。
Mine – Taylor Swift
アメリカ ペンシルベニア出身のシンガーで、今や世界的ポップアイコンのTaylor Swift(テイラー・スウィフト)初期の頃の楽曲。
この頃はカントリー色が強い曲が多い。
この曲が収録されたアルバム「Speak Now」は発売初週に100万枚以上売り上げ、初週でのミリオンセールスを達成したのは、女性アーティスト史上4人目だそうです。
Danza Kuduro(ft. Lucenzo) – Don Omar
プエルトリコ出身のレゲトン歌手Don Omar(ドン・オマール)の代表曲。
当時(今でも?)レゲトン史上最大のヒット曲と言われていました。
ザ・パリピ!みたいな曲で、実際ラテンアメリカを中心に世界中のパリピがクラブで踊り倒した曲です。
歌詞はスペイン語とポルトガル語で歌われています。
「Danza Kuduro(ダンザ・クドゥーロ)」は「クドゥーロ・ダンス」と言う意味で「クドゥーロ」というのはアフリカ南西部のアンゴラ共和国の音楽です。
アンゴラは元々ポルトガル領だったので、「クドゥーロ」はポルトガルでも人気の音楽&ダンスで、同じくポルトガル領だったブラジルにも伝わっている人気の音楽だそうです。
そして、実はこの曲元々はフィーチャリングで一緒に歌っているLucenzo(ルセンゾ)の「Vem Dançar Kuduro(ft. Big Ali)」が原曲なのです!
Lucenzoはフランス生まれのポルトガル人で、「Vem Dançar Kuduro」はフランスのチャートでトップとなり、欧州各国でもヒットしそれにDon Omarが目をつけて、ラテンアメリカ延いては世界中で大ヒット!
ラテン系音楽が世界の音楽シーンを揺るがすことになるのはまだ少し先のお話なのですが、その先駆けともなった楽曲といえるでしょう。
Love The Way You Lie – Eminem,Rihanna
アメリカの白人ラッパーであるEminem(エミネム)とバルバドス出身の世界的歌姫Rihanna(リアーナ)の最強タッグが歌った楽曲。
アルバムからシングルカットされた楽曲で、この曲が収録されているアルバム『Recovery』は2010年に世界で最も売れたアルバムでもあり、更には第53回グラミー賞にて最多となる10部門にノミネートされました。
歌詞の内容はDVの加害者と被害者の歪な関係を表現しています。
Seek Bromance (Avicii Vocal Edit) – Tim Berg
スウェーデン ストックホルムのDJ、プロデューサーであるTim Berg(ティム・バーグ)は2010年代のEDMシーンを牽引したDJであるAviciiの別名義です。
この曲は「Avicii」として世界に知られる前の名曲で、これをきっかけに世界的ブレイクを果たします。
全英シングルチャートを始め、世界10数ヶ国のチャートでトップ20を記録し、複数の国でゴールドディスクを獲得しています。
MVが結構衝撃的で、仲良しの男女友達だけども最終的には男性同士の友情優先で女性は置いかれるみたいな内容になっています…。(ゲイという訳ではなさそう)
女性からするとちょっと胸糞悪いMVかもしれませんね…w
ちなみに、「Bromance」という曲名でこれの歌の無いインストゥルメントトラックもリリースされています。
そして「Bromance」というのは「Brother」と「Romance」を合わせた造語です。
Dynamite – Taio Cruz
イギリス ロンドン出身のTaio Cruz(タイオ・クルーズ)によるパーティーアンセム。
クラブやパーティーに出かける時に気分が高まって爆発するような気持ちになることを歌った曲になっています。
この曲は570万リリースを記録し、イギリス人アーティストで北米における売り上げはAdele(アデル)に次ぐ第2位とのこと。
What’s My Name?(ft. Drake) – Rihanna
カナダのラッパーDrake(ドレイク)をフィーチャーしたRihanna(リアーナ)の楽曲。
セックスが気持ち良すぎて自分の名前も忘れてしまうという内容の歌詞のR&B。
ヴァース1のラップ詞があまりによく出来ているので
「本当にDrakeが書いたのか?」という疑いが一部からかけられていました。
例)ヴァース1
「The square root of 69 is 8 something〜」
和訳
・69の√(平方根)は8くらい
・シックスナインのルート(起源)は何かを口にする(ate→eatの過去形)
といったダブルミーニングがあったりと、確かに良くできた言葉遊びですね。
この頃からDrakeにはゴーストライター使用疑惑が付いて回っています。
真偽のほどはわかりませんが…。
2010年の音楽シーンを振り返ってみて
個人的にはJustin Bieber、Lady Gaga、Bruno Mars、Taylor Swift、Katy Perryなどの新しいポップスターが最初のヒットを出した年代というイメージが強いです。
曲に関していえばまだ2000年代のポップスの時代感がまだ抜けきらない楽曲が多いように感じますが、メロディが綺麗で10年経った今でも、そしてこれからも聞き続けられるような色あせない名曲が数多く生まれたのではないかと思います。
次回は2011年に世界を揺るがせたメインストリームの音楽達を紹介していきます!
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おしまい。
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