「2010年代」という1つの時代が歴史となった今、当時世界で流行った音楽(メインストリーム)を振り返ってみたいと思います。
今回は2016年に世界で流行した音楽を紹介していきます!
下記、前回の2015年の名曲をまとめた記事も是非読んでいただけたら嬉しいです!
- Hello – Adele
- One Dance – Drake
- Cheap Thrills(ft. Sean Paul) – Sia
- Closer(ft. Halsey) – The Chainsmokers
- 7 Years – Lukas Graham
- I Took A Pill In Ibiza (Seeb Remix) – Mike Posner
- Work(ft.Drake) – Rihanna
- Work from Home(ft.Ty Dolla $ign) – Fifth Harmony
- We Don’t Talk Anymore(feat.Selena Gomez) – Charlie Puth
- In The Name Of Love – Martin Garrix & Bebe Rexha
- Alone – Marshmello
- Faded – Alan Walker
- Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ) – Major Lazer
- Let Me Love You(ft.Justin Bieber) – DJ Snake
- Cake By The Ocean – DNCE
- This Is What You Came For(ft.Rihanna) – Calvin Harris
- Hymn For The Weekend – Coldplay
- 2016年を振り返って
Hello – Adele
イギリス ロンドンのシンガー Adele(アデル)の代表曲。
一時代を作り上げた前作のアルバムを発表してから約4年ほど表舞台から遠ざかっていましたが、その間に私生活では息子を出産したり、3歳の時に別れたガンと闘病中の父親とも和解したりと大きな出来事がいくつか起こっています。
そんな中、この曲は3枚目のアルバム『25』からのリードシングルとしてリリースされるやいなや、アメリカ、イギリスを筆頭にチャート入りしたほぼすべての国で1位を獲得。

ここ3年で最も高い初動売上を記録するモンスター級の大ヒットとなりました。
MVはYouTubeにおいて最速で10億再生を記録した他、1週間で100万を超えるデジタル販売を記録した最初の曲になる等多くの記録を作りました。
2016年のブリット賞では「最優秀シングル賞」を獲得し、第59回グラミー賞では「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞」を受賞するなど、ブリット賞とグラミー賞をダブル受賞するなど数々の賞を受賞しました。
この曲は失恋ソングともとれる内容ですが、Adeleは誰に対しての曲かということを明確にしておらず、「元恋人」にも当てはまるし、「親しい人」「家族」「自分自身」も例外ではないと語っています。
One Dance – Drake
カナダのラッパー Drake(ドレイク)の大ヒットシングル。
元々は俳優として活動しており、カナダの人気学園ドラマに7シーズン連続で出演しておりました。
この曲にはナイジェリアのアフロビーツ アーティスト WizKid(ウィズキッド)とイギリスのシンガーKyla(カイラ)がヴォーカルとして参加しています。
全米のBillboard Hot 100で10週連続1位、全英シングルチャートでは15週連続1位、その他15ヵ国でも1位を記録。
さらには当時Spotifyで史上最高の再生回数を記録。2016年の全世界で最も売れたシングルとなりました。
HipHopの割に歌詞の内容は攻撃的でも卑猥でもなく、クラブで踊る様子をシンプルに歌っている内容になります。
音だけではなく歌詞の中で、ジャマイカの単語も出てきたりするなど夏っぽさやカリブの雰囲気が取り込まれています。
このような聞き流せるライトな歌詞の世界観とポップなサウンドが、大ヒットの要因になったと思われます。
Cheap Thrills(ft. Sean Paul) – Sia
長期に渡って全米Billboard Hot 100チャートの1位独占してきたDrake(ドレイク)の「One Dance」抜いた、オーストラリアのシンガーソングライター Sia(シーア)の楽曲。
ジャマイカのダンスホール・レゲエのシンガー、ラッパーであるSean Paul(ショーン・ポール)が参加しています。
世界中でロングヒットを記録し全米Billboard Hot 100では1位、UK Singlesで2位、オーストラリアで6位、その他20ヶ国以上のチャート上位にランクインし、第59回グラミー賞では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされました。
タイトルの「Cheap Thrills」は「安いスリル」ということではなく「お金がなくてもスリルは味わえる」という意味です。
歌詞だけ見ていると「みんなで楽しもう」的なよくある曲に思えますが、どことなく哀愁のあるメロディのせいで、歌詞の内容をそのままに受け取ることができません。
曲と歌詞は合わせて一つの作品だということがわかりますね。
ちなみに、ダンスVerのMVもあってSiaの「Chandelier」でも独特のパフォーマンスを披露してくれた天才ダンス少女Maddie Ziegler(マディ・ジーグラー)が踊っています。
Closer(ft. Halsey) – The Chainsmokers
アメリカ ニューヨークのDJデュオ The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)のメガヒット曲。
男性ヴォーカルにはメンバーのAndrew Taggart(アンドリュー・タガート)と女性ヴォーカルではカナダのシンガーソングライター Halsey(ホールジー)が参加しています。
アメリカのBillboard Hot 100では12週連続1位、UK Singlesチャートでも1位、オーストラリア、カナダなどその他10ヶ国以上で1位を獲得したほか、Spotifyの総合グローバルチャートでも6週連続で1位を記録するなど、2016年に世界中で最も聴かれた曲の1つとなりました。
さらに、第59回グラミー賞では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」「最優秀新人賞」にノミネートされ一躍大スターとなりました。
彼らのヒット曲は「Closer」のようなメロディの美しいゆったりとした曲が多いのですが、ライブパフォーマンスはそれとは真逆にめちゃくちゃ激しくアツいものになっています。
というより、The Chainsmokersの本来のスタイルは激しいEDM、ハードスタイルがメインなのですが、ヒットする曲がこの曲のような優しい曲が多いので彼らのライブを観たことがない人はヒット曲とのギャップを感じてしまうかも…!
ちなみに、日本では2020年に俳優の新田真剣佑さんがこの曲をカバーしており、その人気が再熱しました。
7 Years – Lukas Graham
デンマークのソウル・ポップ・バンド Lukas Graham(ルーカス・グラハム)の代表曲。
7歳、11歳、20歳とどこか悲しい彼らの半生を振り返っていき、後半では30歳、60歳と未来を見据えた内容の歌詞になっています。
特にルーカスの父親の死を振り返るシーンは、多くの聞く人の心を揺さぶるかと思います。
本国デンマークのシングルチャートで1位をはじめ、アメリカのBillboard Hot 100で2位、UK Singlesチャートで1位、その他ヨーロッパ各国でもチャート上位にランクインしました。
第59回グラミー賞の「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされました。
日本版のアニメーションMVも公開されており、和訳付きなので英語が苦手な人でもとっつきやすい曲になっています。
ちなみにこの和訳は、Aqua Timezヴォーカルの太志さんが手掛けており、楽曲の背景にあるルーカスの亡き父親への想いをストレートで暖かな言葉で表現しています。
I Took A Pill In Ibiza (Seeb Remix) – Mike Posner
原曲はアメリカ ミシガン州出身のシンガーソングライター Mike Posner(マイク・ポズナー)の代表曲 を、ノルウェーのエレクトロ・デュオ SeeB(シーブ)がRemixした楽曲。
初めは北欧を中心に人気でしたが、その後UK Singlesチャートで1位、アメリカBillboard Hot 100で4位を記録する大ヒット作となりました。
また、原曲は第59回グラミー賞では「最優秀楽曲賞」にノミネートされました。しかし、有名なのはRemixの方という不思議な曲…。
ちなみに、Mike PosnerはJustin Bieberの「Boyfriend」やMaroon 5の「Sugar」などのヒット作を生み出したソングライターでもあります。
タイトルを直訳すると「イビサでドラッグをやった」となります。
Ibiza(イビサ)というのはスペインのリゾート地であるイビサ島のことで、世界的に有名なナイトクラブ「PACHA」や「Ushuaia」などがあるダンスミュージックの聖地です。
忘れさられたスーパーミュージシャンの事を歌っているので、曲のど頭以外イビサはあまり関係なく(曲調はトロピカルハウスなのでリゾート島を彷彿させますが)当時、ポズナーはAviciiの曲を制作し終え、Aviciiがイビサにいると聞き、彼もイビサに遊びに行った際の体験からこの曲がインスピレーションされたようです。
Work(ft.Drake) – Rihanna
バルバドス出身の歌姫 Rihanna(リアーナ)の楽曲。カナダのラッパー Drake(ドレイク)が参加しています。
セックスがテーマになっている曲で、深い関係を求める女性(リアーナ)に対してヤリたいだけの男(ドレイク)という関係性だが、女性はそういう男から離れられないという内容の歌詞になっています。
タイトルの 「Work」とはリアーナの出身国バルバドスやジャマイカなどのカリブ海周辺国で使われているセックスを意味するスラングだそうです。
また、”Fuck”などの汚い言葉は使用せず、”Do mi”(Do me:ヤろううぜ的な意味)などの表現が使われているところがラジオでも流しやすく、この曲のポイントになっています。
そんなこの曲の歌詞を書いたのは、ジャマイカ系カナダ人のシンガーソングライター PartyNextDoor(パーティーネクストドア)で、この曲のプロデューサーであるBoi-1da(ボーイ・ワンダ)もこの歌詞に絶賛しています。
この曲は全米Billboard Hot 100で1位を9週間連続で獲得、世界10ヵ国のチャートで1位を獲得し、第59回グラミー賞では「最優秀レコード賞」と「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」の2つにノミネートされました。
Work from Home(ft.Ty Dolla $ign) – Fifth Harmony
アメリカ マイアミを拠点に活動するガールズグループ Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー)の代表曲の1つ。アメリカのラッパー Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャーしています。
R&BにTrapとTropical Houseの要素を取り入れたような楽曲になっています。
2ndアルバム『7/27』からリードシングルとしてリリースされたこの曲は、全米Billboard Hot 100で4位、UK Singlesで2位など世界中のチャートで上位を獲得。
2015年にリリースされた「Worth It」を抜いてグループのキャリア内で最大のヒット曲になりました。
MVの評価が特に高く、2016年MTVミュージック・アワードでは「最優秀コラボレーション・ビデオ賞」を受賞しています。
歌詞は通常の仕事と夜の営みを「Work」という単語でかけています。
主人公の女性は男性が夜勤で家にいないことをわかってはいるものの、夜一人でいるのは寂しいのでパートナーに帰ってきてほしいと思っているといった内容になります。
実はこの曲、元々「Work」というタイトルだったのですが、当時Rihanna(リアーナ)が1ヶ月早く「Work」というタイトルで曲を発売してしまったので、混乱をさけるため「Work from Home」というタイトルに変更したという裏話があります。
We Don’t Talk Anymore(feat.Selena Gomez) – Charlie Puth
アメリカ ニュージャージー州出身のシンガー・ソングライター Charlie Puth(チャーリー・プース)のデビューアルバム『Nine Track Mind』からのリードシングル。
女性ヴォーカルにSelena Gomez(セレーナ・ゴメス)が参加しています。
音楽的には、ヴァースでチャーリーとセレーナの歌が上手く入れ替えていたり、綺麗に重なったりしていながらも、トレンドであった南国をイメージさせるトロピカルサウンドを取り入れており、とてもキャッチーで聴きやすい曲に仕上がっています。
そんなこの曲のギターラインは日本での旅行の際に、リズムはフィリピンにて製作し、さらにロサンゼルスでボーカルを録音を行ったようです。
新人ながらも全米Billboard Hot 100で9位を記録し、イタリア、レバノン、セルビア、ルーマニアでは1位を記録しました。
In The Name Of Love – Martin Garrix & Bebe Rexha
オランダの若き天才DJのMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)とニューヨークのシンガーソングライター Bebe Rexha(ビービー・レクサ)のコラボ曲。
彼はこの年、イギリス発の世界最大級のダンスミュージックメディアDJ MAGが発表する、世界の人気DJランキング「TOP 100 DJs 2016」で見事1位に輝いきました。しかもなんと、弱冠20歳(!!)
同ランキングで史上最年少1位に輝くという前代未聞の新記録を成し遂げました。
2015年にダンスミュージックの名門レーベルである「Spinnin’ Records」を脱退し、新たに自身のレーベル「Stmpd Rcrds」を立ち上げ、その後Stmpd Rcrdsはソニー・ミュージックと契約しソニーのグループレーベルとなりました。
ソニーと契約した直後にリリースされたこの曲は全米Dance Club Songsチャートを始め世界中のダンスチャートで上位にランクインしました。
この曲は当時人気を博してきていたFuture Bassという新しいジャンルを踏襲した楽曲となっており、この曲を始め2016年はFuture Bassが世界中で流行した最初の年となりました。
Alone – Marshmello
アメリカの覆面DJのMarshmello(マシュメロ)の代表曲であり、人気に火が付いたきっかけの1曲。
Future Bassというジャンルの立役者の1人で、コミカルなマシュマロの被り物が特徴的ですが、その見た目に反して感情を揺さぶるような曲になっています。
特にこのMVは多くの若者の共感を集めて当時とても話題となりました。
MVのストーリーは、学校でみんなからいじめられているMarshmelloが家に帰ってDJをしている姿を好きな女の子が見ていて、その女の子が彼のファンになり、いじめっ子も彼のDJを聴いてファンになり、最終的にはクラス、学校中が彼のファンになるという最高にエモいストーリーになっています。
ちなみにMarshmelloの中身は秘密とされていますが、正体はDotcom(ドットコム)というDJだと言われていますが、本人は「純粋に良い音楽を作りたいだけだから中身が誰かなんて関係ない」という発言をしています。
リリースと同時にカナダのチャートで56位、アメリカのBillboard Hot 100で60位でランクイン。
チャートパフォーマンスはさほどですが、このMVはYouTubeで2021年時点で19億回以上の再生回数を記録しています。
また、2019年2月にはビデオゲーム『Fortnite』でバーチャルライブコンサートを行った事で、全米Billboard Hot 100で28位に再ランクインしました。
Faded – Alan Walker
ノルウェーを拠点に活動するDJ、プロデューサーであるAlan Walker(アラン・ウォーカー)の代表曲でありデビューシングル。
ノルウェーの女性シンガー Iselin Solheim(イセリン・ソルヘイム)がヴォーカリストとして参加しています。
北欧をはじめ、ドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパ各国のチャートで1位を獲得。
その後、世界最大級のダンスミュージックフェスであるUltra Music Festivalで、Tiësto(ティエスト)やDash Berlin(ダッシュ・ベルリン)、Don Diablo(ドン・ディアブロ)といった大御所DJたちがこぞってプレイしたフェスアンセムでした。
しかも、当時Alan Walkerはまだ18歳だったというから驚きです…!
SpotifyのTop 50 Globalにトップ10入りを果たし、MVは2021年現在30億回近い再生回数を記録していて、YouTube動画の中では6番目に多い高評価がついた動画となっていたりなどインターネット世代に大きく評価された楽曲となっています。
ちなみに、日本では2018年公開の映画『ラプラスの魔女』の主題歌として使用され、それを機に日本でも認知度が高まりました。
Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ) – Major Lazer
2010年代の音楽シーンを牽引する音楽プロデューサーのDiplo(ディプロ)率いる3人組のジャマイカ系ダンスミュージック・グループ Major Lazor(メジャー・レイザー)の楽曲。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)とデンマーク出身の女性シンガー MØ(ムー)がヴォーカルに参加しています。
どちらのアーティストもDiploと以前組んだことがあるが、トリオでコラボしたのは初めてで当時大きな注目を集めました。
ちなみに、ソングライターにはEd Sheeran(エド・シーラン)とBenny Blanco(ベニー・ブランコ)も参加しています。
そんなスパースター全詰めのこの曲は全英UK Singlesチャートで1位、全米Billboard Hot 100では2位をはじめ15ヵ国以上のチャートで1位を記録するほどの大ヒットとなりました。
アコギを織り交ぜたミドル・テンポのエレクトリック・バラードでアーバンなジャスティンの歌とMØのハスキーな声との相性がとても良い曲となっています。
歌詞の内容は、ラブソングのようにも思えますが、「クラスA」という区分けの強力なドラック中毒から一緒に抜け出そう、というメッセージが込められた曲でもあるように思えます。
Let Me Love You(ft.Justin Bieber) – DJ Snake
フランス出身のDJ Snake(DJスネーク)の楽曲。カナダのシンガー Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)をヴォーカルに起用しています。
2015年にMajor Lazer(メジャー・レイザー)とMØ(ムー)とコラボした特大ヒット曲「Lean On」をリリースして人気が爆発!
その流れもあってかこの曲も「Lean On」に続き、Spotifyで10億回再生を突破!
ヨーロッパ各国のチャートで1位を記録し、全英UK Singlesで2位、全米Billboard Hot 100で4位などを記録して時代を象徴するDJ、プロデューサーの一人として、世界的な人気を確立しました。
「Lean On」やこの曲は大人しめの楽曲ですが、彼の本来のDJスタイルはハードなBass Music、Trap、Twerk。
彼の出世作となった「Turn Down For What」についてローリング・ストーン誌は「ヘドバンしたくなるベースミュージックを、毒々しく、情け容赦ない、根源的なグルーヴ感にあふれた彼独自のバージョンに完成させた」と絶賛しました。
激しくグルーヴィーな彼のライブは大人気で、世界中のビッグフェスでヘッドライナーとして今もなお活躍しています。
Cake By The Ocean – DNCE
たった1年で第ブレイクを果たしたアメリカ ロサンゼルスのロックバンド DNCE(ディー・エヌ・シー・イー)のデビューシングル。
元Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ)のNick Jonas(ニック・ジョナス)とドラマーのJack Lawless(ジャック・ローレス)が中心になって結成されました。
バンド名の由来は、アルバム用に作られた楽曲に「酔っ払いすぎて”DANCE”の単語を綴れない」という内容の歌詞があり、それにちなんで付けられました。
ただ、後に「不完全さの象徴」という意味で名付けたと後付けされました。
この曲はリリースされ、いきなり全米Billboard Hot 100で9位を記録。
その他、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イギリスなど複数の国のチャートでトップ10入りしました。
日本でも馴染みの深い曲で、女優の仲里依紗さんが日本版のMVに出演していたり、ブルゾンちえみさんの「彼氏のお願いに仕方なく答えています」のネタでもBGMとして使われていたりしています。
This Is What You Came For(ft.Rihanna) – Calvin Harris
スコットランドのDJ、音楽プロデューサーのCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)の楽曲。
ヴォーカルにバルバドスの歌姫 Rihanna(リアーナ)が参加しています。
最強タッグの楽曲再び!と思いきや、実はこの曲は色々予期せぬ展開が起こりました。
Calvin Harrisと言えばTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の元恋人で、世界一稼ぐDJとして有名。
そんな彼の新曲は、過去にも一緒にヒット作を手掛けてきたRihannaとのコラボ曲。
だがしかし、歌詞は完全にテイラーと付き合っていた頃の内容…。
楽曲の発表当初、Nils Sjoberg(ニルス・シェーバーグ)という楽曲クレジットがされていたが、実は制作にテイラーが関わっていたということを、テイラー本人が認めてしまいました。
本来はテイラーが楽曲制作に関わっていたことは公表しない約束だったみたいですが…。
これにより、円満破局と言われた2人の仲にも冷たい風が吹くことになりますがそれはまた別のお話…。
そんなスキャンダラスな出来事がありながらも、全英UK Singlesチャートで2位、アメリカのBillboard Hot 100では3位を記録、その他ヨーロッパを中心に10ヵ国以上のチャートで1位を記録しました。
Hymn For The Weekend – Coldplay
イギリス ロンドンの世界的ロックバンド Coldplay(コールドプレイ)の楽曲。
実はクレジットされていませんが、ゲストヴォーカルとしてBeyonce(ビヨンセ)が参加しています。
また、プロデューサーとしてEDM界を代表するDJのAvicii(アヴィーチ)も参加しています。
ヨーロッパを中心に人気を博し、全英UK Singlesチャートでは6位を記録する他、世界15ヵ国以上のチャートでトップ5入りを記録。
そして翌年のイギリスで行われる音楽の祭典ブリット・アワードでは「ブリティッシュ・シングル賞」にノミネートされました。
インドのムンバイで撮影されたMVには、ゲストヴォーカルとして参加したビヨンセ、そして現地ボリウッドのスターとして知られる女優のSonam Kapoor(ソナム・カプール)が出演しています。
2016年を振り返って
2016年はFuture Bassという新しいジャンルが世間的に大きく脚光を浴びた時代だったと言えるでしょう。
可愛らしいサウンドや独特のリズムパターン、そして綺麗でありながらも激しさもありとても新鮮に聴こえたのを僕自身もよく覚えております。
ちなみに、日本でも翌年あたりから流行りだし、Kawaii Future Bassと呼ばれるジャンルが出始めたりと、日本は日本で独自のジャンルの進化を遂げています。そしてそのKawaii Future Bassを逆に外国のクリエイターが真似したり…!
独自の進化をした物を逆輸入される流れもインターネットで簡単に世界中と繋がれるからなのかなと思います。
今後はどんな新しいジャンルが生まれるのか楽しみですね!
次回は2017年に世界を魅了したメインストリームの音楽達を紹介していきます!
この記事が良いと思ったらコメント、シェアしていただけると嬉しいです!
おしまい。
コメント